収支計算書は一年間にいくらの収入があり、どのような活動にいくら支出したかを会に報告する書類です。収支計算書は一年間の会計の状況を伝えるだけでなく、今後の活動について計画するためになくてはならないものです。
年度末の総会前に、現金出納帳と預金出納帳をもとに作成していきます。
本サイトの対象 : サークル・スポーツクラブ・自治会・町内会・PTA・消防団・子供会・青年会 ・同窓会・ボランティア・お寺・教会などの任意団体
① 収入の部・支出の部
今期の収入がいくら有り、支出でいくらあったかわかるように収入の部・支出の部で分けていきます。
② 科目
収入・支出をグループ分けしたモノを記入します。
科目とは取引が発生したときに生じる収入・支出を記録する為の帳簿上のお金の名目を現す項目です。
科目についてはこちらの「会計でよく使う科目」で詳しく解説しています。
③ 前年度繰越金
前年度の現金+すべての預金口座の繰越金を「決算金額」に記入します。
前年度より繰越 = 4/1時点のお財布のお金 + 預金口座の残高 となります。
④ 摘要
科目の説明となります。活動内容が会の人にわかるよう具体的に記入していきます。
⑤ 当期収入合計
今期の収入の合計金額を記入します。
⑥ 収入合計
⑤当期収入合計と、③前年度繰越金を足した金額を記入します。
⑦ 当期支出合計
今期の支出の合計金額を記入します。
⑧ 次年度繰越金
⑥収入合計から ⑦当期支出合計を引いた金額を記入します。
次年度の「前年度繰越金」となります。
⑨ 支出合計
⑦当期支出合計と⑧次年度繰越金を足した金額を記入します。
収入合計と支出合計の金額は必ず一致します。
上記は「予算金額」と、実際に発生した「決算金額」を比較したタイプの収支計算書です。
① 予算金額
本年度の活動目的のために計画を立てた金額を記入します。
② 決算金額
本年度に確定した金額を記入します。
③ 比較増減
②決算金額から①予算金額を引いた金額を記入します。
※団体によっては式がとなり、①予算金額から②決算金額を引くケースもあります。
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