会計ソフト徹底比較!Excel、パッケージ会計、クラウド会計

任意団体の会計にはどのようなソフトを使うのがベストか?Excel、パッケージ会計ソフト、クラウド会計ソフトの3タイプのソフトのメリット・デメリットを比較しわかりやすく解説しています。

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目次:

Excelのメリット・デメリット

パッケージ会計ソフトのメリット・デメリット

クラウド会計ソフトのメリット・デメリット

まとめ

Excelのメリット・デメリット

ExcelはMicrosoft社の表計算ソフトです。Excelを利用して団体の会計帳簿・会に報告する決算書類を作成することができます。

ちまたの会計

メリット

  1. 会計書類のカスタマイズがしやすいので、団体に合わせた書類が自由につくれる

  2. 会計ソフトのような初期設定の手間がない

  3. グラフを作成する場合も会計書類の数字を活用できる


デメリット

  1. 収支報告書など報告書形式の表作成を会計担当が作成しなければならないので、簿記の知識が必要

  2. Excelの操作知識がないと、オリジナルの会計書類を作成するのに苦労する

  3. 2重転記が必要となる。現金出納帳・預金出納帳を元に総会に必要な収支報告書を作成するため2重転記となり手間がかかる

  4. 誤計算の可能性がある。計算式の間違えなどにより、誤った計算をする可能性がある

  5. 団体でパソコンを購入するケースでは、パソコン本体、ウイルスソフトの購入が必要となりコストがかかる

  6. 個人でパソコン用意するケースでは、個人がパソコンを購入したりと負担なる

  7. セキュリティ面で不安がある。引継ぎはUSBメモリなどでファイルをやりとりするため紛失、パソコンにウイルス感染の恐れがある

パッケージ会計ソフトのメリット・デメリット

パッケージ会計ソフトは、市販で販売されているソフトウェアです。量販店の店頭やネットサイトなどで、CD-ROMやDVD-ROMなどのメディアに、包装された状態で販売されています。現在さまざまなパッケージ会計ソフトが販売されています。


メリット

  1. Excelや簿記の知識が必要なく、多くの人が使える

  2. 使い方に慣れてしまえば、作業効率の向上により作業時間の短縮ができる。(伝票の入力だけで各会計書類の発行ができる)

  3. 決まった形式の書類などが用意されている。団体独自のフォーマットを考える必要がない

  4. 継続的に伝票入力(入出金)がなされていれば、いつでも会計書類の提出が可能である

  5. 計算に誤りがない

  6. パソコンの中に会計データが保存されているので、盗難・紛失がない限り部外者にデータを見られる心配がない


デメリット

  1. パッケージソフトのバージョンアップの都度、費用が必要となりコストがかかる

  2. ソフトウェアのアップデート・バグなど修正プログラムの入れ替え必要となり手間となる

  3. Windows版のものが多い。Mac・スマフォ・タブレットでつかえないソフトが多い。使えるパソコン・デバイスが制限されてしまう

  4. 外出先ではパソコンを持ち歩かないと利用できない

  5. OS(Windowsなど)のバージョンアップの際に買い替えが必要なケースがある

  6. パソコンは団体で購入する必要があり、また、ウイルスソフトなどの購入が必要になる。

  7. パソコンにインストールする必要があるので、パソコンを買い替えるたびに過去のバージョンから現在まで、すべてインストールしなければならず煩わしい

クラウド会計ソフトのメリット・デメリット

クラウドコンピューティングの技術が使われている会計ソフトをクラウド会計ソフトと呼びます。近年、注目されている会計ソフトです。

クラウドとは、データを自身のパソコン、スマホに保存するのではなくインターネット上のサーバーに保存して使うサービスの総称です。

新しいクラウドサービスでは、ネットワークを経由して、雲「クラウド」の中にあるソフトウェアやデータをサービスの形でつかいます。

ちまたの会計

メリット

クラウド会計ソフトは、パッケージ会計ソフトのメリットを、ほぼ含んでおります。
  1. Excelや簿記の知識が必要なく、多くの人が使える

  2. 使い方に慣れてしまえば、作業効率の向上により作業時間の短縮ができる。(伝票の入力だけで各会計書類の発行ができる)

  3. 決まった形式の書類などが用意されている。団体独自のフォーマットを考える必要がない

  4. 継続的に伝票入力(入出金)がなされていれば、いつでも会計書類の提出が可能である

  5. 計算に誤りがない


さらにこんなメリットがあります。
  1. 場所にとらわれない。インターネットが繋がる場所であれば、外出先でパソコンやスマホからデータを見たり、編集することができる

  2. 常に最新のシステムが使える。ブラウザ経由でサービスにアクセスするので、利用するのは常に最新のシステムが利用できる

  3. インストールする必要もなく、アカウント登録してログインするだけで利用でき、導入が早い

  4. パソコンを選ばない。WindowsだけでなくMacでも、スマフォでもブラウザがあればつかえる

  5. スマフォはいつも持ち歩いているからいつでも入力できる。買い物帰り、就寝前などすきま時間にささっと入力ができます。これはとても本質的なメリットです。

  6. 担当が変わっても引継ぎがラク。ユーザーIDとパスワードを引継ぎます

  7. リアルタイムで団体の状況を把握できる。インターネットがつながっていれば、リアルタイムで会計の情報を共有する事が出来るので、いまの団体の状況を知ることができる

  8. 紛失や盗難の心配がない。データ保存先がクラウドサーバーのため紛失や盗難の心配がありません。隔地で管理されるので、パソコンの不具合や災害等で大切な会計データが消失するリスクが減ります。

  9. コストが安い。大抵のクラウド会計は年額制または月額制となります。ソフトが更新するたびに買い替える必要がありませんので年度の予算を組みやすい。
    「ちまたの会計」は初期費用、月額費もかかりません。無料で利用できます。


デメリット

  1. 使用しているサービスのサーバーがダウンしたり、サイバー攻撃を受けた場合など、予期せぬ事象が起きた場合には大事なデータにアクセス出来なくなる危険がある。

  2. パソコンでの入力はマウスを多用するため大量の伝票入力には向かない

  3. ユーザーIDとパスワードの情報漏れ クラウド型ではユーザーIDとパスワードさえあれば見ることができてしまいます。利便性という面ではメリットですが、セキュリティの面では逆にデメリットとなる。 ユーザーIDとパスワードの厳重な管理が必要になります。そして、パスワードの定期的な変更、必要な人以外には教えないように運用していく必要があります。

まとめ

それぞれのソフトには良い面・足りない面があります。

Excelは団体の個性=強みが発揮された会計書類をつくることができますし、パッケージ型会計ソフトはセキュリティ面に安心感があります。

クラウド会計ソフトは、いつでもどこでも使えますし、スマフォでも利用でき、導入も早いです。

多くの団体はいままで培ってきた直伝のノウハウとがあると思います。その経験知を生かしながら団体に合わせたツールを利用するのがよろしいかと思います。

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